テレビ局の中の仕事場「マスター」編 Part3

テレビ局の中の仕事場「マスター」編 Part3

みなさん はじめまして。
放送技術本部 伝送・放送管理グループ 地上波マスターを担当している𡈽方です。
(日本工学院八王子専門学校卒 2003年入社 現在TV局出向中)

マスター業務については、
第1弾で「監視・有事対応」について、
第2弾で「チェックの重要性」について触れていましたが、
第3弾である今回は「番組素材の搬入~OA送出」についてお話しようと思います。 

※第1弾・第2弾はこちらをご覧ください

☆番組素材がOAされるまでの流れ☆

番組素材は、番組本編だけでなく予告やPRなども含まれます。
素材ごとに番号で管理されています。


マスターは、翌日の放送で使用される番組素材のピックアップからON AIRまでを担当します。
ちなみに番組素材には搬入期限が設けられており、番組によって撮影や編集スケジュールの都合で
どうしても間に合わないなどの理由がある際には、事前申請などが必要になります。

使用する全ての素材が揃っていることを念入りに確認! 
しかし、素材番号が違ったり、搬入期限に間に合っていないなどのトラブルも・・・。


  無事素材が揃い、OA予定の全番組の素材をサーバーに収録する際には、
「放送で使用するデータ」と「サーバーに収録するためのデータ」と「番組素材ジョブシート」を
突き合わせながら確認し、サーバー内の番組をプレビューします。
主に確認する項目として下記があげられます。


確認が取れたら、サーバーから素材データを送出することで
皆さんのテレビに映像が届けられる仕組みです。

 

生放送のニュース番組・情報番組・スポーツ番組以外のほぼ全ての番組は
サーバーに収録されたものがOAされています。

数年前まではVTRテープを使用していたので、サーバーへ収録する時は、
番組素材と同じ時間がかかっていましたが、
XDCAMを使用している今では、ファイル転送のお陰で作業効率も大幅に改善されています。

と、簡単にお話しさせていただきましたが文字だけで伝えるのは難しいですね( ̄▽ ̄;)
それでもほんの少し“マスター”という職種が気になったというそこのアナタ!
ぜひお気軽に声をおかけください♪

ここまで本記事を読んでいただきありがとうございました~(=゚ω゚)ノシ


Text by
放送技術本部
伝送・放送管理グループ𡈽方 勇翔